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表10 第三者による評価の結果を公表している大学

(5)社会とのコミュニケーション
多くの大学では、シラバスや自己点検、自己評価の成果をまとめた報告書を公表し、これを近隣の高等学校や公立図書館などに送付している。また、大学入試センターの「ハートシステム」により各大学の改革構想を提供している。
大学運営に外部の意見を反映させる取り組みも多くの大学で行われている。たとえば、大学の抱える課題、将来構想などについて学外の有識者の意見を求めるため、産学交流懇談会などを設置する大学がある。
産業界との連携・協力も進んでいる。企業との共同研究が活発化し、企業からの寄付金を基にした寄付講座や寄付研究部門も数多く設置されるようになっている。1996年1月現在で55件ある。
社会人などの大学教員の採用も進められている。1991年度に官公庁・民間企業・自営業に従事した者で。大学教員に採用された者の数は1837人である。また。教員採用に当たって公募を実施する大学が増えている。1994年度に公募により採用された教員のうち企業など大学外出身者は全体の4分の1である。
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